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モノを長く大切に、使いはじめのひと工夫

新しいものを買うとすぐ使いたくなりますよね。実はモノによっては使う前にひと手間加えることで、ぐんと物持ちが良くなります。そんなモノの使いはじめのひと工夫についてご紹介します。

陶器や土鍋は土から作られているため、目に見えない小さな穴がたくさんあります。これを「目」といいます。この目を塞がずに使うと、水分がしみ込んでしまったり亀裂が入りやすくなるなど、トラブルの原因に。そうならないために、「目止め」を行いましょう。目止めを行うことで、買ったときの風合いを少しでも長く保つことができます。

●用意するもの

・米のとぎ汁
・鍋(器を目止めする場合)

①鍋に器を入れ、かぶるくらいとぎ汁を入れ、煮沸する。土鍋の場合はとぎ汁を8分目くらいまで入れて沸騰させる。こうすることで、米のでんぷんが陶器のでこぼこに入り込んで穴を塞いでくれます。
②煮沸が終わったら火を止めて自然に冷めるまで置く。
③冷めたらぬめりを洗い流し、水気を拭き取って乾かす。

 

 

新品のタオルを使うときは、必ず洗濯をしましょう!

POINT

①柔軟剤や洗剤を使わずに洗う
②2、3回ほど洗う
③他のものと一緒に洗わない

柔軟剤は繊維を柔らかくするので、毛が抜けてしまいます。また、新しいタオルは毛が抜けやすく他の衣類に毛が付いてしまうので、タオル単体で洗うようにしてくださいね。2、3回洗うことで、繊維が少しずつ引き締まり、毛が抜けにくくなります。

干すときはシワを伸ばした状態で干しましょう。洗濯で縮んだ繊維をしっかり伸ばしてあげてくださいね。こうすることで、毛が抜けにくくふわふわなタオルに仕上がります。

 

近頃、キャンプに出かける方も増えてきていますね。キャンプでよく使われているアルミ製の鍋はお手頃な価格ですが、底が黒ずんでしまうのが難点。そんなアルミ製品ですが、使用する前にひと手間加えることで、黒ずみにくくすることができます。

●用意するもの

・米のとぎ汁

①米のとぎ汁を入れて火にかける。
②15分くらい沸騰させる。
③水洗いをして水分を拭き取る。

こうすることで、アルミに「被膜」を作ることができ、変色しにくくなります。また、アルミ臭も取り除くこともできるので、一石二鳥ですね!

 

あたらしい陶器のうつわやタオル、アルミ製の鍋などを買った際には、みなさんもぜひ試してくださいね。

 

 

最終更新日:2023.08.31